キリスト教(教会式)結婚式の流れ

私は過去70回程キリスト教の結婚式司式を都内ホテルにて真心込めて信仰に基づいて行ってきました。20代から50代まで様々です。中には新郎新婦のみの結婚式もありました。近年は再婚もされる方も多いです。

私の経験を基にご参考までに記述します。

ホテルのキリスト教結婚式は、

クリスチャンじゃなくても全然大丈夫です。

クリスチャンですか?とお聴きしましたが、90%クリスチャンではありませんでした。1組だけ両家がクリスチャンでした。あとは片方だけクリスチャンが5件程。中にはお寺の娘さんもおられました。クリスチャンの幼稚園に行ったという人が多かったかな。

服装に決まりがあるのかな

何もありません。新郎新婦は7割は黒か銀色のスーツ、タキシードでした。3割は白でした。親族の方は男性はスーツが大半ですが、時々古風の羽織袴のお父様も見かけられました。お母様は着物が多くスーツ、ドレスもありです。参列者は男性はふつうスーツですね。稀に羽織袴。ダンディーにキメて来る方もいます。女性はドレスやスーツ、着物でした。古風な方が明治・大正期のキリスト教結婚式を漂わせ個人的には好きです。

持参するものはあるのかな

何もありません。 通常、式の中で牧師は聖書を引用しますが、手渡される「式次第」に聖書の言葉や結婚式の流れが書いてあります。

どのくらいの時間がかかるのかな

ふつうは15〜20分くらいです。

式次第(結婚式の流れ)について

ホテルによって若干の差がありますが、オーソドックスな流れを記します。

  • 前奏(奏楽) ピアノ伴奏、聖歌隊(大抵は3人)が歌うこともあります。

    希望によりベールダウンセレモニーを行うことができます。

  • 新郎新婦入場 先に新郎入場。後に新婦はお父様に手をとられて、伴奏の中、一歩一歩入場します。※お父様が他界している場合は、お母様、或いは親戚の叔父さまが代わりにされるケースもございました。お父様が新婦と入場し、新郎に花嫁を引き渡す瞬間があります。お互いに礼をします。この時、私は毎回泣きそうになります。※ご両親が足の不自由なケースも時折ございます。その時は、新郎新婦二人揃って入場されました。全く問題ございません。※親族のお子様がここでリングボーイするケースもございます。
  • 賛美歌 ここで賛美歌をみんなで1曲歌います。1節か2節ですね。賛美歌312番「慈しみ深き」を歌うのが王道です。いかにもキリスト教結婚式という感じで、新郎新婦に思わず笑みが溢れます。だいたいみんな歌ってます。
  • 聖書 牧師が聖書を読みます。続けて5分くらいのありがたい?メッセージがあります。近年ますます短縮される傾向あり(^-^;
  • 誓約  誓約の言葉を交わします。新郎新婦が向かいあって手を取り合います。

牧師に続いて復唱しますので、暗記する必要はありません。どうぞご心配なく。

例《私は、〇〇〇さん、あなたを妻として迎え(夫として迎え)、あなたへの愛とともに、今日この日より、良い時も悪い時も、豊かな時も貧しい時も、健やかな時も病む時も、いつまでも末永く、信頼と真実をもって、あなたを愛し、支えていくことを、約束します》

そして、新郎は新婦のベールをあげます。ここでキスをする場合が多いです。おでこにキスされる方もいます。もちろんされなくても問題なしです。※キスをされる場合は新婦の左側から。会場から見たときに新郎の頭の陰になって「見えないよーって」、ならないようにね。

  • 指輪の交換 まず、新郎が新婦に、続いて新婦が新郎の指輪をはめます。交換後に手を取り合いますが、新婦の手を新郎の掌に被せるようにのせます。
  • 祈祷  牧師のお祈りです。私は形式的にならないように、心を込めて短く祈ります。
  • 結婚宣言 牧師がこのお二人が夫婦であることを宣言します。
  • 署名  ピアノ伴奏の中、ここで誓約書に署名するケースがあります。ここを省いて式後に署名するケースもあります。
  • 賛美歌 もう1曲賛美歌を歌います。賛美歌429番か430番が多いと思います。※マイナーな賛美歌です。まずふつうの人は知りません(笑。でも歌詞がいいです。聖歌隊が歌うので耳を澄ませて聴いてください。式で歌う賛美歌は2曲がスタンダードです。
  • 祝祷 要するに締めの祈りです。
  • 新郎新婦退場  伴奏の中で新郎新婦が退場します。参列者は拍手したり、写真を撮ったり。

以上のような流れになります。通常、介添人や牧師が次の動作を自然に促しフォローしてくれるので、ご心配はいりませんよ。緊張もしますが、何より嬉しいという気持ちが大切だと思います。 式が終わったら、フラワーシャワーですね。

その他の豆知識

なぜ結婚式を挙げるの?  結婚式の起源は聖書にあると思います。神様はアダムにエバを与えられました。「二人は一体となる」と。そして、2000年前、イエス様の最初の奇跡は、結婚式で水をぶどう酒に変えることでした。神様は結婚式を祝福してくださる方、でしょ?

アーメン  賛美歌や祈りの後に言う言葉。ヘブライ語・アラム語で「真実に」「その通りです」と言う意味。要するに「そう、それな」です。

兄弟姉妹  キリストを信じた人は、神様の子どもになるという約束があります。つまりクリスチャンは兄弟姉妹という間柄。そんなわけで、新郎を兄弟、新婦を姉妹と呼ぶ場合があります。

結婚宣言の背景 『ですから、彼らはもはやふたりではなく一体なのです。そういうわけで、神が結び合せたものを人が引き離してはなりません。《新改訳マタイ19:6》 』これを宣言するんだね。

ゴスペルをオーダー 賛美歌ではなくゴスペルに変更のオーダーをしてみては?過去数回、お客様のご希望で賛美歌ではなく、聖歌隊がゴスペルを歌いました。例えば、『You raise me up』など。聖歌隊ではなく外国人が歌うケースもあります。これがキリスト教の歌だったの?という曲もあります。現代的な歌の方が、式が盛り上がりました。慈しみ深き+ゴスペル。私はこのアレンジがおすすめかな。

諸注意  携帯電話の電源は切るかマナーモードにしておくことをおすすめします。キリスト教式に限りませんが、本番でやってしまわないようにね。(^^;

私事 私がいつも気をつけていることは、決して形式的にならないよう、宗教的にならないように心込めて信仰もって行うことです。事前に結婚式のために、神の前で跪いて祈ります。イエス様がこの式場に臨まれ、本当のこの御二人、そして参列者を祝福してくださるように、と。

緊張よりも嬉しい心で

やはり、緊張しますよね。みんなそうです。私ができるアドバイスは、神様は天の父だから、子どもである私たちがいつも喜んでいることを1番に願っておられるということです。極端に言えば、『多少失敗してもいいじゃないか。嬉しい気持ち、幸せな気持ちで行こう!』です。

 

言葉はみんなが聞こえるように

例えば、誓約の時に、

牧師 「◯◯さん、◯◯さんを妻として生涯愛することを約束しますか」

新郎「約束します」

この言葉はみんなが聞きたいものです。会場、音響にもよりますが、参列者が多いと聞こえにくいものです。やはり結婚式となると親族のおばあちゃん、おじいちゃんもいますから、聞こえたら嬉しいですよね。「約束します」は、私はいつ聞いてもジーンときます。

 

ハンカチあった方がいいかも

新婦が泣いてしまうことがあります。やはり人によっては辿ってきた過酷な人生を思い出すと、込み上げてくるものがあります。その時に、新郎が涙を拭ってくださると、これはもう!カッコいいです!

 

ハンドクリーム先生

指輪が意外ときつくて入りにくいことは時々ありますが、ごく稀に本当に苦労することがございます。ハンドクリーム先生で滑らかにしておくと、緩和できますよ。

 

ちょっと間違った方がよかったです。

どちらかというと、新婦よりも新郎が緊張して?動作や言葉を間違えてしまうことがたまにあります^_^;

すると、みんな笑ってくれます。これは非常に微笑ましい笑いです。場の雰囲気が緊張よりもリラックスしたアットホームな雰囲気になり、全体に幸せな空気が流れます。結果、新婦さんも笑みが溢れて、自然体になるようです。100%そうでした。

ただし、その点牧師は失敗できませんからね。笑顔でいても、緊張感は持ち続けます。当然ですね。